ブランディングができてないとサロン経営はラットレース?

yoko

ラットレースという言葉をご存知ですか?働いても、働いても、一向に資産が貯まらない状態のことを言います。回し車の中を走るハムスター(ラット)のようだと。

資本主義社会では「資本」を持った人が強いというルールがあります。そのため小規模サロンは潤沢な資本がない限り時間を切り売りしその日の売上を立てることをくり返す「ラットレース」状態になると言われています。

私はこの話に、とんでもない!小規模サロンこそ、大きな利益を生む価値がある!と考えています。

しかし、小規模サロンの価値をしっかりと表すためのブランディングができていなければ残念ながらラットレースになるかもしれません。

集客、リピート率アップ、いろいろ勉強したけど理想のサロン経営ができていなと感じる時にはぜひ、ホーミッシュの皮膚理論セミナーに参加してください。小規模サロンのブランディングについてお話ししております。

ブランディングの本質を理解して成功するために

小規模エステサロンが競争の激しい業界で生き残り、繁栄するためには、明確なブランド戦略が必要です。ただし、ブランディングという言葉に惑わされることなく、本質的な意味をとらえて確実に実践していくことが大切です。上手くいかないと相談される方のほとんどが新しいマーケティング手法や戦略に心を揺さぶられご自身の魅力に気づいていません。ブランディングの基盤となるのはいつも商品やサービスの『質』だということです。ブランディングを考えるときに必要なことは、他と差をつける魅力的な商品やサービスを持つことが大事で、それを扱う私たちが知識や技術をブラッシュアップし続けることがブランドを築き、お客様との長期的な関係を育てるために欠かせないことになります。

そもそもブランドの語源は、「牛の焼印」から始まっていて、牛の生産者が自らの所有する牛を見分けるために用いたそうです。だから「ブランド」を考えるときには、高いものとか立派なものではなく「見分けるためのもの」と考えれば、わかりやすいかもしれません。つまり、ブランディングをなぜやるかというと、他との違いを出し、必要とする人に選んでもらうため。つまり、「他と違う」ということを明らかにすることが大切になります。

一人のお客様から始めるブランディングの成功法則

小規模サロンがブランディングを考える時、大事なのは、特定のお客様にしっかりと焦点を当てることが大切です。その人が直面している困りごとを理解し、解決策を見つけることからスタートします。反対に、一般的には広範囲に集客する戦略があります。これに比べて1人から始める戦略は影響が少なく、本当にうまくいくのか不安になるかもしれません。しかし、一人ひとりと深い関係を築くことのほうが小規模サロンの経営全体を見た時に有利な戦略になることをご存知でしょうか。お客様一人ひとりを深く理解し、その人にぴったりの特別な解決策を提供することで、本当に信頼されるファンを育てることができるのです。

想像してみてください。

Aさんはスキンケア製品をいくつも試してみたものの、どれも肌荒れを引き起こし、改善には至りませんでした。そんなAさんがあなたのアドバイスで、見違えるように肌が改善されました。Aさんはあなたのサービスに感動し、ただの顧客ではなく、熱心な支持者に変わります。さらにAさんは友人や家族にその体験を話し、彼女の推薦によって同じ敏感肌の悩みを持つBさんやCさんがあなたのサービスに注目し始めました。こうして、Aさんの体験が人づてに広がり、同じ悩みを持つ他の人々が次々とあなたに関心を寄せるようになるのです。

この戦略では、広く市場全体にアプローチするのではなく、まずは一人の顧客の心を掴むことから始めます。その一人が真のファンになれば、その価値は自然と他の人に広がり、ブランドの特色が際立つようになります。それは不特定多数の人に届ける方法ではなく、一人ひとりとの深いつながりから生まれるブランド価値です。

「自信が信頼に変わる!お客様の心を掴むポイント」

しかし、この戦略を成功させるためには最初のAさんの悩みを解決できるサービスがなければ始まりません。小規模サロンが成功を収めるためには、他のサロンでもすぐに導入できてしまうようなサービスではなく、特長を持つ商品やサービスを持つことが必要です。

小規模サロンだからこそ、その特性を活かし、他にない専門性を極めることで、独自のブランドとしての認知度を高めることができます。例えば、「肌荒れに悩む人」の症状に特化した技術やトリートメントを極めることで、その分野の専門家としてお客様に認識されるようになります。また、自身の商品やサービスに対する確固たる自信も絶対に必要になります。消費者はその自信を感じ取り、それが信頼と評価につながります。その結果が、「肌荒れ、敏感肌だったら、あそこのサロンだよね!肌のことならあの人!」というポジションを得ることになります。

また、ここからSNSやポータルサイトへの投稿もあなたのオリジナリティを発揮することができるでしょう。投稿しても集客できないと悩む個人サロンオーナーも少なくありません。SNS投稿をやってみたがうまくいかないという原因には、自分自身の気持ちや実績が固まっていないことがほとんどです。生成AIも出現している現在の状況だからこそ、あなたしか語れないリアルな体験がお客様の心を掴み、感動を呼び起こすことにつながります。まずは表面的な数字に惑わされることなく、自分自身の気持ちが高揚し、伝えたくなることを見つけることがスタートになります。

敏感肌専門サロンがブランディング成功の鍵

また、現在多くのサロンがSNSなどを活用しブランディングをしているため、わずかな差異で顧客が定着する時代ではなくなりました。他のサロンと比べて圧倒的な差をつけなければ、リピートされることはありません。まずは、顧客にあなたのサロンを選んでもらうための明確な理由を作ることが重要です。

ブランド戦略(差異化)のベースには「狭く、深く」と言う考え方があることも押さえておきましょう。特定のお客様に焦点を当てて、その層だけに特化したサービスを提供することでよりはっきりと区別がしやすくなります。私は「狭く、深く」に注力することができる「敏感肌専門サロン」をお勧めします。どんな肌悩みにも自信を持って対応し、実際に結果を出すスキルを身につけることです。世の中に美容法が溢れているにもかかわらず肌荒れで悩む人は増えており、そのニーズも高まっていますが、現在、この分野で自信を持って対応できるエステティシャンはまだ多くありません。知識がおろそかだとか、勉強不足だとかではなく「自ら敏感肌を作ってしまっている方」を救いたくても、それに対応するための商品や技術アイディアがないことが問題です。

 私はこのニーズに対応するため、15年間運営してきたエステスクールの内容を時代の変化に対応するために大幅に改善し、敏感肌専門のスクールとして再出発しました。スクールでの学びを通して、敏感肌の専門家としての独自性を強調し、他とは違う強みを築くことができると考えています。この効果は抜群で「物販が苦手」という方でも、ブランディングと皮膚の生理機能を深めることですんなり解決することができます。サロン経営の成功に不可欠なスキルを深く学ぶことに力を入れ、集客方法や口コミを促進する戦略、お客様との信頼関係の構築方法など、サロンブランディングを確実に実践するサポートを行っています。専門知識を深め、独自の技術や哲学を確立し、あなたのサロンにしかない「ブランド」を作りましょう!

ビューティフィードバック®︎アカデミー

基礎理論を深めてカウンセリング力を高める

ABOUT ME
石田陽子
石田陽子
ビューティフィードバック®︎アカデミー代表
自分の肌が弱く敏感肌を抱えながら15年。エステティックスクールを母の代から継続し、極めていたハンド技術から、血流や神経、筋肉活性を高める技法を習得、カイロプラティック、PMTメゾットでは筋肉、結合組織、神経系など原理を学ぶ。 化粧品や身体のことなど理論だけではなく、体感しながらさまざまな手法を検証して積み上げた結果、独自のエステティック技術を確立。それと同時に肌の弱い人でも安心して使用でき、肌本来の美しさを引き出すオリジナル化粧品「パームニティ」を開発。化粧品を「肌を良くする」ものから「肌をゆるめる」必須アイテムに昇華させ、フェイシャルケアに革命とサロンの物販導線にイノベーションを起こします。 これらの活動の集大成として日本人の繊細な肌に合う「インナーセル®︎フェイシャルケア」を開発し、本格的に心、肌、身体をケアできるセラピストの養成をし、長期的に肌と体の健康を高める為の活動をしています。
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